絵本は思い出の場所

子どもたちに読み聞かせた絵本のことなど

ゆうびんやさんのココリさん

今日の1冊目「ゆうびんやさんのココリさん」

ゆうびんやさんの ココリさん (講談社の創作絵本)

ゆうびんやさんの ココリさん (講談社の創作絵本)

 

 この本はホームランです(?)。簡潔で美しいイラスト。まるで「じぶんでひらく絵本」のH.A.レイが現代のタッチで描いたような可愛らしいイラストです。

そして、簡潔な文章と、素敵な物語運び。

この本が気に入ったちーちゃんは、平仮名を覚えたてですが、ゆっくりリズムに合わせて読んでいました。

忘れ掛けていたけれども、この絵本読み聞かせ習慣は、ちーちゃんの精神的な発達が遅く、説明が苦手なところから、読み聞かせを改めてやり直そうということもありました。

ですから、ちーちゃんがひとりで読んでいる姿を見ることができてちょっといい感じです。

この絵本はハッピータウンシリーズとして3冊出ているようなので、探しに行きます。

買ってもいい。

じぶんでひらく絵本 〈全4冊〉

じぶんでひらく絵本 〈全4冊〉

 

 

 

きりのなかのサーカス

いつかの1冊「きりのなかのサーカス」

きりのなかのサーカス

きりのなかのサーカス

 

 作者のブルーノ=ムナーリさんの本は、「木をかこう」という絵本というか絵の描き方の本が大好きです。この本は、絵を科学的に描こうとするアプローチで説明がしてあり、大変感銘を受けました。私が子どもの頃、友人に教えてもらった“上手な絵の描き方”が理論付きで書いてあったからです。

本題の絵本からは離れますが、その描き方というのは、「育つように描く」というもので、木を描く時には根元から葉に向かって描いていくというものでした。種が埋まっているあたりを描いて、それから細い芽が出て、それが幹になって、枝が伸びて、葉が茂るというように描いていくと木らしく描けるというもので、いま思えば、子どもの発想というよりは誰かに教わった描き方なので、友人も聞いたことをそのまま教えてくれたのだろうと思いますが、当時の僕はとても納得したものでした。

木をかこう (至光社国際版絵本)

木をかこう (至光社国際版絵本)

 

 さて、本題の「きりのなかのサーカス」ですが、子どもたちには大好評の、仕掛け絵本でした。紙の質から使い分けている、例えば霧の表現は半透明の紙で表わしていて、トレーシングペーパーの向こうに印刷された絵が見えるというような楽しみがある絵本。穴が空いている加工がされているページでは、穴から覗いた向こうの絵がめくるたびに意味が変わっていき、最初に見た穴から覗いた絵は、次のページを開くと違った絵の一部となっているといった調子(うまく伝わらない)。

何はともあれ、楽しいです。

ただ、絵が難解。そして、文章が謎に満ち満ちている。

読み聞かせるのには、一苦労どころでは済みません。

ただ、ちーちゃんもあーちゃんも自分たちでめくって、意味もわからず(いや、意味がわからないから素直に)楽しんでいました。

読み聞かせる側の満足感と、子どもたちの楽しみ方はまた別ですね。

特に、仕掛け絵本はストーリーよりも仕掛けのギミックを楽しむものなので、読み聞かせて楽しませようと思う私が間違えているってのはわかっているのですが。

なんだかんだと書きましたが、図書館にあったら一度開いてみてください。愉快な絵本です。

 

「ねえパパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?」

今日の1冊目「ねえパパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?」 

ねぇ、パパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?

ねぇ、パパ、どうしてシマウマはローラースケートをはかないの?

 

 今週断トツのヒット絵本。ちーちゃんもあーちゃんも毎日毎日読んでいます。お話は、タイトルと同じ問い掛けと解答が1見開で1動物についての1問1答が繰り返されるのですが、これがふたりのツボのようです。本気なんだか適当なんだか、時にはブラックユーモアも混じえながら、愉快な問答が続きます。

今週日曜日に図書館で借りてから毎日必ず読んでいます。記憶力のいいあーちゃんはもうすべての解答を覚えちゃっていますし、ちーちゃんはひとりで読めるようになりました。

今日に至っては、「ねえパパ」のところを、「ねえ、ちーちゃん」と問い掛け、ちーちゃんが解答の文章を読むっていう”演じ分け読み(演劇のようにキャラクター毎に読む人を変える読み方。世の中にそんな言い方があるかは不明です)”をして、楽しんでいます。

また、 自分たちで答えを考える楽しみを分かってもらえるようにかどうなのかは不明ですが、可笑しな仕草をした動物たちが表紙と裏表紙の内側に描かれているので、その絵を使っての問答遊びも楽しいです。

この本はオススメです。

 

これまで、少しだけ間が開いたこと

このブログを記し始めてからすぐに昨年度末の忙しい日々がやってきてしまいました。

ブログは更新できませんでしたが、その間もずっと寝る前の読み聞かせだけはどうにか継続してきました。その結果、ちーちゃんとあーちゃんに変化が少しずつ起こっていました。

  • 寝る前に絵本を読むのが習慣となり、読まないと眠れない!とまで言うようになった
  • 日中に遊んでいるときも読んだ絵本のことを話題にするようになった
  • これまで1人で本と向き合うことのなかったちーちゃんが1人で本を見るようになった
  • 続いて、ちーちゃんは本を読むようになった(文字が読めるようになったというのもある)
  • ちーちゃんがあーちゃんに読んであげるってことをし始めた
  • あーちゃんは朝から本を読んでとせがんでくるようになった

 

最近、習慣ってワードが流行しているようですが、継続の力、それから習慣化というか定番化というか、そういうものって強い力を持っていますね。

これからもたくさん本を読んであげたいと思います。

更新していなかった間に読んだ本の話も少しずつ書いていきます。

 

子どもと一緒に絵本を読んできて、自分の中でも「我流絵本論」が芽生えてきました。そんなこともこれから綴ってみようかしらね。

「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」

 今日の1冊目「ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん」

ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

 

 この絵本、今まであまり見たことのない絵本のつくりをしています。絵本を開くと、見開きの右ページにのみ絵と文字がありまして、左ページには何も描いてありません。

その余白感とでも言いますか、余裕のある感じが物語の世界の空気をつくっている感じがします。

絵はとても可愛く、一枚のイラストとして誌面が見える装飾具合です。

ちーちゃんのお気に入りでこの2週間のリピート率トップでした。

今週のオススメでした。

 

 



 

 

アベコベさん

 今日の1冊目「アベコベさん」

アベコベさん

アベコベさん

 

図書館でタイトルに惹かれて借りてみたけれど、ちーちゃんもあーちゃんもまったく興味を持たなかった。読んでいても面白さが分からなくて、読んでいて不安になってきてしまいました。そして、途中でふたりとも「別なのがいい」と言い出す始末。

けれども、その後、奥さんが「ここって変だねー」とか「こういうのをやったら怒られるからね」とか、解説しながら読んでいったらあーちゃんは楽しそうに聞いていました。

詰まらないならば詰まらないなりに読み方があるなーと思いつつ、この絵本はそういうハチャメチャぶりだけを楽しむ絵本で、ストーリーとか一貫性とかそういうのは気にしちゃいけないんだって思いました。 

 

ふたりが寝ている間に

本当に、親をしているとフト思うことがある。

例えば、ちーちゃんとあーちゃんが格闘技のように寝相の悪さを競っている姿を見て、僕はずーっとふたりのパパで居られるんだよなーっていうようなことを、本当に当たり前のことを改めて感慨深く感じたり、ママとふたりで「うちの子はかわいいねー」なんて、どこの家庭でも、いつの時代でも親というバカみたいな生き物が口にしてきたことが思わず口からこぼれたりと、脈絡もなくフト思う。

たぶん、子どもが居る今がとても幸せなんだろうななんて一歩引いたつもりで客観視したとしても、もっと歳をとって、ふたりからパパと呼ばれずにじいじとかばあばとか呼ばれ始めたとき、ふとこんなことを書いている今を思い出すんだろうななんて。

こんなこと、たぶん、どうでもいい話。